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東京の国立国会図書館にある「百家系図」の南部の系図に、 南部政光ー家光(右京亮)ー家信ー光信との記録があります。 光信は南部氏の流れをくむ武将です。 そこで今回は南部氏のルーツを探ります。「南部史要」は 南部氏は「南部光行公」から始まると伝えています。 甲斐源氏の流れをくむ南部光行が1189年の源頼朝と奥州 藤原氏との戦いで軍功を上げ、南部氏が糠部地域(現在の 岩手県北部から青森県東部)を所領したという伝承です。 南部光行のもともとの出身地は富士川に沿った甲州南部 の郷(山梨県南部町)です。南部氏の本貫地は甲斐です。 私は2006年にこの地を訪ねました。写真はその際に撮影 したものです。 南部の郷は山梨県と静岡県との県境にあり、甲州の最南部、 まさに「南部」の地にあります。盛岡南部藩のルーツは 元より光信もルーツを辿ると、この地にたどりつくことに なります。 |