我が国最古の「焼酎」

我が国最古の「焼酎」

 我が国最古の「焼酎」の記録が、昭和29年に発見されました。その場所は鹿児島県大口市にある
「郡山八幡神社」です。この神社は1193年建立といわれています。昭和29年この神社の本殿改修時に
発見された大工の落書きと見られる木片に、我が国最古の「焼酎」の文字が書かれていたのです。そこには
「社殿修補のとき、座主がたいそうけちで一度も焼酎を飲ませてくれない。えらい迷惑なことだ」という趣旨の
落書きがあり、永禄2年(1559年)の日付があります。これが我が国最古の「焼酎」の記録です。

 焼酎の「焼」は「もろみ」や酒を釜に入れて下から火を燃やし沸き立てるという蒸留酒製造の基本工程の一つです。
「酎」は強い醸造酒の意味であり、醸造された酒を重ねて醸造することを表現する意味です。


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