焼酎のルーツ

焼酎のルーツ

 この写真は当方が愛飲している芋焼酎「千夜の夢」です。鹿児島県日置郡にある田崎酒造(株)製です。
千日貯蔵し熟成させることから、この名前を付けたといいます。まろやかで深い味わいのする逸品です。
芋焼酎の原料は「さつまいも」です。薩摩とは現在の鹿児島県ですが、薩摩芋は元々は琉球(現在の沖縄)から
導入したものです。江戸中期の宝永2年(1705年)鹿児島県の漁師をしていた前田利右衛門が琉球に渡り、
現地で食べていた「唐いも」を郷里へ持ち帰ったのが始まりといわれています。それまでは鹿児島でも米焼酎が
飲まれていたことが記録にあります。

焼酎は蒸留酒の一種です。中国の蒸留酒で最も有名なものは貴州省の茅台(マオタイ)です。中国では蒸留酒は
「焼酒」または「白酒」と書きます。「焼酒」と書いてシャオチュウと読みます。「焼酎」とは書きません。
今回は「焼酎のルーツ」を探ります。


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