桜の王様ソメイヨシノ

桜の王様ソメイヨシノ

 桜には300種があるといわれますが、桜の王様はやはり「ソメイヨシノ」でしょう。
1912年に日本からワシントンに贈った桜3020本の内1800本はソメイヨシノであったといいます。
ソメイヨシノは、最近の遺伝子解析結果によると「エドヒガン」の栽培品種である「コマツオトメ」と
「オオシマザクラ」の交配で生み出されたものといわれています。葉が出る前に花が開くエドヒガンの
特長と、大きくて整った花形を持つオオシマザクラの特長を併せ持った桜です。
「ソメイヨシノ」の学名はPrunus yedoensis(プルナス エドエンシス)といい、学名に
エドがついています。エドとは江戸のことです。すなわち江戸時代に作られたもので、和名の「ソメイ」
とは地名です。江戸の「染井」村を指し、現在の東京都豊島区の駒込から巣鴨の一部になります。


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