桜のルーツ

弘前城の桜

 この写真は津軽藩10万石の居城であった弘前城(青森県弘前市)の天守閣と桜です。
弘前城の桜は日本三大桜名所の一つです。東京の桜の時期は3月下旬から4月上旬ですが、北国津軽では
1ヶ月遅れの4/下旬から5/上旬の丁度ゴールデンウイークが桜の見頃です。弘前城は1596年津軽を
統一した藩祖津軽為信公が構想を立て、2代信枚公が1611年高岡城として築城。元々は5層の天守閣を
有していたが、1627年雷火により消失。現在の写真の天守閣(3層)は9代藩主寧親公が1811年に
隅櫓改築を理由に天守再建をしたもの。日本には江戸時代の天守閣で現存するのは12カ所あり、その内の
一つです。現在弘前城址は2600本の桜を有し、東北一の桜の名所となっています。

 弘前城の桜は1715年に京都嵐山から25本のカスミザクラの苗木を持ち込み城内に植えたのが始まりと
いわれています。更に1882年(明治15年)にソメイヨシノ1000本を植えたといわれています。この時の
1本といわれる桜が東内門に我が国最古のソメイヨシノ(樹齢120年)として現在も花を咲かせています。
今回は桜のルーツを探ります。


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