出雲大社

出雲大社入り口 出雲大社


 現在の出雲大社は1744年に建てられたもので、本殿の高さは24m。
しかし970年に編纂された古書によれば、その当時の高さは48mとあり、奈良の大仏殿(当時45m)より
高かったとされる。平成12年、この謎を解く神殿の巨大な柱が発掘された。この内容については次のページで
紹介する。

 祭神は大国主神、この神様は古事記ではスサノオ尊の6代下の神様でオオナムチ神、ヤチホコ神など5つの名前を
持っている。大国主神は縁結びの神様として知られている。一方1666年に毛利公が寄進した現存する銅鳥居には
スサノオ尊が祭神と記載されている。鎌倉時代から江戸時代初期まではスサノオ尊が祭神だったというのも、この
大社の謎の一つである。

 733年に編纂された「出雲風土記」に現在大社のある場所の地名の由来があり、神の宮を作るために神々が
杵でつき固め築いたため、この地を「杵築」といい、神社名は「杵築大社」と記載されている。1871年
(明治4年)に現在の「出雲大社」となった。

 日本書紀によると659年(斉明天皇5年)出雲に神の宮の修厳をしたとある。この神社を出雲大社とする説と、
松江の近くにある古社の熊野大社とする説もある。一方古事記には有名な「国譲り」の結果としてこの大社を
建てたという説話がある。この国譲りの時期とは何時だったのか、これも謎の一つである。


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