血液型のルーツ

血液型のルーツ

日本人は血液型に大変興味を持っています。自分の血液型は誰でも知っていて性格判断にも利用します。
ABO式血液型は1900年にオーストリアのウィーン大学で病理学を研究していたカール・ラントシュタイナー
(Karl Landsteiner)によって発見され、1901年血液の凝集反応に関する歴史的論文を発表しました。

   この段階では血液型はA、BおよびCの3種でした。血液にはA抗原を持つA型、B抗原を持つB型、
そしてどちらも持たないC型があるというものです。その後1902年にA抗原とB抗原の双方を持つ
AB型が発見されます。C型は後にO型に呼称が変更され、1928年にヒトの血液型をO,A、Bおよび
ABで表記することが決定されたといわれます。1930年ラントシュタイナーはノーベル賞を受賞します。

更に1940年にRh血液型も発見されました。血液型の発見により、輸血の副作用を減らすことが可能と
なり、多くの尊い人命が救われる道が開けました。ABO式やRh式は赤血球の血液型ですが、この他にも
白血球の血液型や血小板の血液型等多種の血液型の存在が知られるようになっています。

 


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