「大和(おおやまと)神社」


大和(おおやまと)神社 大和(おおやまと)神社


左の写真は天理市新泉町にある「大和神社」です。JR桜井線長柄駅
から徒歩8分です。この神社の名前は右の写真にあるように
「おおやまと」神社と読みます。神社の説明書には、この神社は
「大倭氏」(おおやまと氏)が長く奉仕したとあります。つまり、
この土地の権力者は「大倭氏」(おおやまと氏)であったことに
なります。

大倭氏は神武天皇が故郷の九州を発ち、豊予海峡を渡る際に貢献した
椎根津彦の子孫といわれています。大倭氏は現在の奈良県の巻向・長柄
一帯を本拠地としたと伝えられています。
この氏族の名前にあるように、元々は、大(おお)倭(やまと)で
あったものが「倭」を「和」に変えたこと、また本来は「大和」
(おおやまと)が「大和」(やまと)に変化したと考えられます。
「大和」の2文字は元々は「おおやまと」だったのです。

「大和神社」の祭神は「大国魂神」です。この神は出雲大社の神です。
神社の方に伺いましたらこの神社は出雲大社の別宮になっている
とのこと。「大倭氏」の祖先が豊予海峡近辺に勢力を持っていれば、
やはり出雲の祭神である「大国魂神」であって不思議はありません。

しかし、ここで何故「倭」を「やまと」と読んだのか、「やまと」は
本来何を意味したものか、次なる疑問が生じます。


「大和」はなぜ「やまと」かに戻る

ルーツの広場へ戻る

トップへ戻る