|
---|
吉武高木遺跡はクシフル山の東側、飯森山の麓にあり、甕棺墓 34基と木棺墓4基が発掘された。この中でも特に3号木棺墓 からは次の3種の神器が発掘されている。 鏡:多紐細文鏡 1面(直径11cm) 剣:細形銅剣 2本(長さ33.5cm、30.2cm) 玉:硬玉製勾玉 1個(猪型)、碧玉製管玉 95個 年代はBC150年頃で、年代と内容面で、わが国最古の王墓と 見られている。 右の写真は発掘当時の全体像で、奥には飯森山が見える。山麓には 飯森神社があり、祭神はイザナミ命。 この遺跡の東50mから次のページに示す「高殿」跡が発見されて いる。吉武高木遺跡では3号木棺墓以外からBC220年頃の 出土品も発見されており、遺跡全体としてはBC2−3世紀の ものと考えられている。 |