勾玉

勾玉

 「勾玉」は不思議な形をしている。勾玉の原型は縄文時代から登場する。
勾玉を材質面からみたときの代表は「硬玉(ヒスイ)」で、日本では新潟が名産地であった。海外では中国の雲南や
ミャンマ産が良質といわれている。出雲は碧玉(青瑪瑙、メノウ)である。

 「玉」は魂に通じ、古代から玉を身につける者は霊威の力を持つものとして考えられていた事と思う。
特に勾玉は形が特異であることから、その意味するところには様々な説がある。例えば「獣牙起源説」や「胎児
模倣説」などがある。個人的には後者を示すのではと理解していた。
 玉作湯神社の宮司さんが素晴らしいお話をして頂いた。勾玉は3つの要素を現わしたものだという。一つは
「太陽」で、勾玉の頭の部分が相当する。二つ目は「月」で曲がった長い部分が相当する。三つ目は太陽と月を
つなぐもので、紐を通す穴が相当するという。夜から朝へ、昼から夜への連続性を意味するという。
このような解釈は初めて伺ったが素晴らしいと思う。皆さん如何でしょうか。


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