香取神宮

香取神宮 楼門


   香取神宮は下総国一之宮で、現在の楼門および本殿は元禄13年(1700年)徳川綱吉公の造営です。
この神宮にも「要石」があります。鹿島神宮の要石は凹型ですが、香取神宮は凸型です。
皆さんも鹿島神宮を参拝される際は香取神宮もセットで参拝されることをお勧めします。

 今回は「茨城のルーツ」として主として常陸国府がおかれた石岡市と常陸一之宮である鹿島神宮を中心に
ご紹介しました。常陸国(現在の茨城県)全体でみると水戸光圀公ゆかりの水戸・偕楽園はもとより、日本
三名瀑といわれる「袋田の滝」、そして冬の味覚の王様「あんこう」の美味しい北茨城市やひたちなか市など
魅力が一杯です。是非皆さんも一度訪ねてみてください。

 最後に「常陸」の意味です。常陸風土記には「郡や郷の境界が山から河へ、峰から谷へ次々と続いている
ので、直道(ひたみち)、すなわち陸路だけで往来できるという意味で名付けた」とあります。しかしながら
茨城県史は次のように説明しています。ヒタチのヒタは直通のヒタではない。「ヒタ」はジカ(直接に)という
意味を持っている。「チ」は道のチである。ミチノオクにじかに接する国として「ヒタミチ」と呼ばれたのである。
東北地方が「道奥」といわれた時はヒタチは「常道」と書かれ「陸奥」となった時は「常陸」となったという。
すなわち当時は蝦夷の支配地であった陸奥との境界の国を表していたのである。


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