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この墳墓は葺石を持つ方墳で、発見時の規模は東西24m南北23m 高さ5mです。 主棺は中央におかれた箱式石棺で石棺内部は朱が塗られていました。 私はこの場所には2010年3月と2014年4月の2回訪問して います。2014年の訪問ではこの墳墓の発掘時に現場におられた 方からお話を伺うことができました。この方はWさんという方で、 代々高良山の麓にある御井町高良山に住んでおられ、高良山を子供 の頃から遊び場として育った方です。現在もこの墳墓から徒歩数分 の所に住んでおられます。 Wさんは発掘時に主棺の中に2体の人骨が差し違いに埋葬されて いたのを確認したとのこと。Wさんは歯科の専門家のため、歯の 状態に特に関心があったとのことでした。Wさんは久留米地名研究 会のメンバです。研究会のキーマン5名が参加して、この主棺を 前に当時の状況を確認しました。 |