りんごの話あれこれ

ニュートンのりんごの木

*ニュートンのりんごの木

ニュートンの万有引力の法則発見とりんごの逸話は有名である。
ニュートンは1642年イギリスのリンカンシア州に生まれ、
1665年ケンブリッジの大学を卒業後、母親の住む実家の庭で
思索にふけっていたおり、りんごが落ちるのを見て万有引力の法則の
ヒントを得たといわれている。
ニュートンの家の木は1814年に枯れてしまったそうですが、
接木で子孫を残すことが出来て2代目が記念樹として
現地で大事に保存されているとのこと。日本にもニュートンの木の
分身があり、写真は東京の小石川植物園(東京大学付属植物園、
三田線白山駅から徒歩10分)にあるものです。
1964年イギリスの国立物理学研究所長から当時の日本学士院長に
贈られたものです。この木はFlower of Kent
「ケントの花」と呼ばれる品種で、収穫前に落果する性質が強い
品種といわれている。風もないのに樹から落ちるのをみて万有引力を
考えたと説明されますが、ニュートンの数学に関する深い思索の上に
成り立っていることはいうまでもありません。この品種は樹になって
いる間は色がついても渋くて、落下後しばらくして熟した後に、甘く
酸のきいた、いい味になるという。

*アダムとイブが食べたのは「りんご」では無い!?

旧約聖書でアダムとイブが蛇に騙されて食べたエデンの園の中央
にある「禁じられた実」は「りんご」と言われています。しかし
旧約聖書には「りんご」とは書かれていないのです。旧約聖書
モーセ五書の創世記第2章に神は「善悪の知識の木からは決して
食べてはならない」とあります。英語ではthe tree of
knowledge of good and evilです。
聖書の舞台となった紀元前のパレスチナには「りんご」は栽培
されていないといわれ、アンズ説やイチジク説があります。
(なお英語のappleという言葉は古くは果物全般を指して
用いられたということなので、その意味では間違いではない。)


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