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*りんごの木はバラ科
りんごのルーツの最初に述べましたが、りんごはバラ科に属する
とのこと。私たちが通常イメージするバラは写真左にあるように
八重のバラを思います。この豪華なバラと可愛らしい5弁の
りんごの花が同種の植物とは思えませんが、八重のバラは品種
改良の結果で、もともとのバラの原種は右の写真にあるように、
りんごと同じ5弁です。上の写真は2つとも千葉県にある京成バラ
園で撮影したものです。原種にも様々なものがあり、この写真は
中国原産とのこと。
りんごの原産地も中国でしたから、やはりりんごとバラは祖先が
つながっていたのですね。
*バラといえば
バラは古代エジプトの女王クレオパトラが愛好したといわれ、
また愛の女神ヴィーナスと関係づけられたといわれています。
イタリアのフィレンツェのウフィッツィ美術館が所蔵している
「ヴィーナスの誕生」の絵ではバラの花が降り注ぐ中をヴィーナス
が岸辺にたどりつく様子が描かれています。
日本では現在はバラ(薔薇)ですが、古代では「いばら」と
呼ばれ、常陸国風土記にも茨城のルーツとして登場します。
「りんごのルーツ」の調査にあたっては青森県、福井県、
東京都、神奈川県、在ロスアンジェルス総領事館、在日米国
大使館の皆様に大変なご協力を頂きました。この場を借りて
御礼申し上げます。
りんごのルーツについて新しい情報がありましたら是非お寄せ
ください。
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