すると不思議なことに石を蒔いたところから「玉」が生えてくる。
「玉」は朝廷に献上しても売っても大変なお金になる。
陽さんはその夜夢を見た。自分はお金よりも水が欲しい。夢の中では玉の出た場所から清水が湧き出ている。
次の朝、陽さんが山に登ってみると、そこには本当の清水が湧き出ていたという。老人は山の神の変身であった。
この伝説を元に「玉田県」が696年に命名された。「古人種玉處」の石碑には乾隆3年とある。
石碑が建てられたのは清の時代(1700年代)である。
上述のように「玉」は伝説に起因しているので、この近辺で実際に「玉」が採掘されたり加工されていたと
いうことではない。なお、この石碑を見ると修理した痕がある。文化大革命の時に紅衛兵が破壊したという。
貴重な遺産を破壊したものだ。
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