たこ焼きの正確な起源は定かではなく、現在では『明石焼き』『ちょぼ焼き』複合ルーツが一般的に有力しされているようです。よって、新たな『たこ焼き』のルーツが発見(!?)された場合予告なく変更すると思います。 |
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この当時からすでに『明石焼き』注1があったと言われており、地元(兵庫県明石地方)では『玉子焼き』と呼ばれている。『明石焼き』はたこ焼きの元祖と言われている。ちなみにソースではなく、ダシにつけて食べ銅版で焼く。表面は柔らかい。 | |
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↓ | 『ちょぼ焼き』が登場。『ちょぼ焼き』とは、くぼみのある鉄板に小麦粉とこんにゃくを入れ焼いたもの。鉄板は鋳物の板。表面はカリっとなっている。 |
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↓ | 『ラジオ焼き』が登場。『ラジオ焼き』の大きさは『ちょぼ焼き』より大きい。『ラジオ焼き』から生地に味をつけ(小麦粉を味つけしたダシで溶いた)肉やスジ肉を入れた。 |
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創業昭和8年の会津屋初代店主が昭和10年に『たこ焼き』を考案。明石から来た客の一言から『ラジオ焼き』にたこを入れる。これが現在の『たこ焼き』の原型。 |
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食糧難となり、小麦粉の量を減らしより多くのダシ(水)でたこ焼きを作る。一銭洋食注2をヒントに『たこ焼き』にソース注3を塗る。 このあたりからソースと爪楊枝で食すスタイルが完成。 |
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マヨネーズをつけて食べるが、今なお会津屋ではソースではなく醤油がついている。ちなみにソース無しのたこ焼きは『素焼き』と呼んでいる。 |
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また、地方によって『たこ焼き』が違うため(明石焼きをたこ焼きと呼ぶところもある)、旅先で各地方の『たこ焼き』を味わって頂くことをお勧めする。 |
注1)明石焼きのルーツ…明石の名産品卵白を固めた珠『明石珠』の生産時の副産物を向井屋が
余った卵黄にこんにゃくを入れ玉子焼きとして出したもの。その後こんにゃくからたこへと変わる。
注2)一銭洋食…明治から大正時代にかけて誕生し、お好み焼きのルーツと言われている。
注3)ソース…語源はラテン語の"SAL"。「塩の支給(給料)」という意味があるそう。
ヨーロッパの原始狩猟民族が考え出したもので、肉を保存するのに塩漬けにして香草で包み、
出てきた肉汁を調味料に。ちなみに日本にソースが入ってきたのは江戸時代の末期。
(NTTdocomo関西から発行されている情報誌参考)