日本におけるビール

日本におけるビール


 日本には1600年代に長崎の出島を通してビールが持ち込まれたといわれている。またビール
が記録として初見するのは享保9年(1724年)時の将軍徳川吉宗公の命により奥坊主が江戸に
参府したオランダ商館長一行に吉宗公の質問とその回答を記録した「和蘭問答」といわれている。
上の写真は寛政10年(1798年)に編纂された「蛮語箋」で、ここにも「麦酒」は「ビール」として
登場する。現在の日本語の発音である「ビ−ル」はオランダにルーツがある。

 従ってオランダでは今でも「ビール」と発音しているのではと思い、2007年6月オランダの
アムステルダムを旅行した際に3カ所(ホテル、レストラン等)で確認したが、彼らの答えは
一様に「ビヤー」と英語流である。300年前のオランダ語と現代のオランダ語は変化したの
だろうか?(日本でも300年前の言葉と現代の言葉が変わっているように)


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